PRODUCTS &
TECHNOLOGY製品紹介
社会インフラを支えるEBARAの製品群
国内はもとより、世界の国々の社会インフラを支え、安心?安全で豊かな生活を実現するEBARAの独創的な技術を結集した製品を紹介。
- ■風水力機械カンパニー製品
- ■精密?電子事業カンパニー製品
- ■環境事業カンパニー製品
EBARA 主要製品の仕組み~EBARAの技術を知ろう~
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Note01
ポンプの基本構造を知る -
世界に評価される
EBARAの高圧ポンプ技術荏原の海水ポンプは、最適な材料選定と高い製造技術に基づいた腐食に強い、高効率のポンプです。中東などを中心に豊富な納入実績があり、納入先から高い信頼を得ています。写真の海水ポンプは、海水淡水化用高圧ポンプとして1台当たりのポンプ出力が5000kWを超える世界最大級の規模であり、同時に海水淡水化用高圧ポンプとして世界最高レベルの効率を達成しています。またプラント全体の電力量を低減することで運転コストの縮減も実現。今後も発電所やプラントの冷却水用などで活躍する海水ポンプも含め、世界の海水ポンプ市場にEBARA製品を積極的に展開していきます。
大型立型ポンプ構造図【立軸斜流型機種】
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Note02
冷凍機の基本構造を知る -
冷凍機のパイオニアEBARA
荏原は、1930年に日本で国産初のターボ冷凍機を開発して以来、冷凍機械のリーディング?カンパニーとして、ターボ冷凍機、吸収冷凍機、スクリュー冷凍機、氷蓄熱システムなど、さまざまな製品を開発?提供し、国内はもとより世界各地で多数の実績を納めています。
また製品やサービスの提供を通して、地球温暖化対策などにも貢献しています。冷凍技術と打ち水の関係
夏の夕方、庭や玄関先に水を撒くと、涼感が得られます。
これは水の蒸発で地面の熱が奪われることによって起こる現象です。
冷熱技術は、この原理を応用したものです。冷凍機構造図
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Note03
コンプレッサの基本構造を知る -
EBARAの設計?製造技術の革新が世界のエネルギー供給を安定化する
荏原は米国エリオット社と技術提携をして1970年にプロセスガス圧縮機を納入して以来、世界各地にプロセスガス圧縮機および蒸気タービンを供給して来ました。2011年にはエリオット?グループとして米国エリオット社と統合経営を開始。現在は日米の両製造拠点を軸にグローバルサービス?ネットワークを展開し、世界のエネルギー供給に貢献すべく、プロセスガス圧縮機?蒸気タービンの製造およびサービスの提供を続けています。
コンプレッサ
3次元モデルからの展開
ボイラ給水ポンプ
発電所のボイラに高圧?高温の水を送る
高圧ポンプの主用途である火力発電用ボイラ給水ポンプ。(以下BFPと呼ぶ)BFPは,火力発電所の 心臓部に相当する極めて重要な補機の一つです。火力発電では,高圧蒸気でタービンに動力を与え、タービンと直結された発電機が回転することによって発電を行います。
二相ステンレス鋼
製缶ポンプ
海水を利活用する施設で水を運ぶ
荏原は、これまで溶接が難しく大型海水ポンプに使用されていなかった二相ステンレス鋼の溶接の弱点を、自社の溶接技術によって克服し、耐海水腐食性に優れた大型海水用ポンプとして、二相ステンレス鋼製缶ポンプを開発しました。現在は、大量の海水を利用する様々な施設で活躍しています。
クライオポンプ
LNG(液化天然ガス)を安全に移送する
マイナス162°Cという超低温時でも安定した運転を実現するために、適切な材料選定や温度変化に対応した寸法を設定。細部に渡る構造上の工夫により振動や熱の発生を最小限に抑制しています。シンプルな構造は、メンテナンス性にも優れています。
高圧ポンプ
製鉄所などで鋼板表面の粉塵を除去する
高圧ポンプの用途は、ふだんの暮らしの中の見える場所には存在しません。農作物に使用する尿素肥料の生産プラント、プラスチックや合成繊維などの原料が作られる石油化学プラント、海水から飲み水を作り出す海水淡水化プラントなどに使用されています。
ごみ焼却炉
ごみを減容?リサイクル化する
1961年に第1号機を納入してから半世紀、実績ある技術を進化させてきた当社のごみ焼却炉。独自の焼却システムにより小型炉から大型炉、低質ごみから高質ごみまで幅広く対応できます。また、汚泥や最終処分場掘り起こしごみ等との混合処理が可能です。
コンプレッサ
石油?化学プラントでプロセスガスを圧送する
コンプレッサ?タービンは、石油精製、石油化学プラントの心臓部。 エリオットブランドで展開しているコンプレッサ?タービンは、Oil & GasやLNG など、世界各地のエネルギー関連プラントの心臓部としても活躍しています。
標準ポンプ
遊園地?水族館で水を運ぶ
限りある水資源を有効に使うために、必要なところに水を運び、海水を活用するなど、社会インフラ、産業施設、生活のあらゆる場面で標準ポンプは使用されます。
ターボ冷凍機
施設内の温度を快適にする
1930年に国産第1号ターボ冷凍機を世に送り出して以来約90年、その実績と蓄積したノウハウを惜しみなく注ぎ、高い効率と、低圧冷媒ならではの使い易さとを追及した新製品です。製品開発コンセプトは、『省エネ?コンパクト?短納期』です。
給水ユニット
ビルやマンションへ水を届ける
各自治体で定められている一定の階数以上のビルやマンションでは、水道水を建物内に給水するポンプが必要です。荏原の給水ポンプは、80?250メートルクラスの建物への給水が可能なユニット。飲料水の安全基準の確保はもとより、万一の場合でも断水を防ぐバックアップ機能を装備し、継続運転ができます。
CMP装置
半導体の基板となるウェーハ表面を平坦にする
CMP装置は、半導体チップの製造過程においてナノメートル(1ナノは百万分の1ミリ)の単位で求められる平坦性を化学的機械的に研磨することで実現する装置であり、荏原は世界初のドライイン/ドライアウト方式のCMP装置を開発し、次世代の平坦化ニーズに応えています。
ドライ真空ポンプ
半導体製造に必要なクリーン環境をつくる
半導体や液晶の製造過程で必要な真空は100万分の1という高レベルです。荏原はこの真空ポンプ分野でも高品質、高性能の製品を提供。コンパクトで省エネルギー特性に優れたドライ真空ポンプシリーズをはじめ、大流量で高い耐蝕性の排気用ターボ分子ポンプシリーズなどの製品をラインナップしています。
排水ポンプ
水害から都市を守る
近年、異常気象による豪雨が頻繁に起こっています。こうした想定を超えた雨水を効率的に排水しないと、小川、水路、側溝、雨水管などの水が溢れ、周辺地域に甚大な被害が及んでしまいます。こうした被害を最小限にくいとめるため、様々な荏原のポンプが、雨水を強制排水。洪水から街や暮らしをまもるための対策として活躍しています。
農業用ポンプ
農業用水を運ぶ
田畑を潤すために水を送る用水用のポンプには、主に渦巻ポンプが使用され、井戸などからの地下水をくみ上げるのにはポンプとモーターが一体となって直接水中に沈めて使用する水中ポンプが使われます。国内はもとより世界中の農業現場で活躍しています。